企業および
受験(受講)者の声

導入企業の声

自主保全士をキャリア形成の入口に

  • フレゼニウスメディカルケアジャパン株式会社 豊前工場
  • フレゼニウス川澄株式会社 犬飼工場
  • 人事カントリーパートナー 安東政彦氏

  • 主要事業内容:人工透析製品の製造・販売
  • 受験歴:延べ受験者総数:25名

製造と設備保全の両方を担う「テクニシャン」を育成

フレゼニウスメディカルケアジャパン株式会社とフレゼニウス川澄株式会社では、社員が自ら考え、行動し、成長できる環境づくりの一環として、製造業務に加えて設備保全にも対応できる製造社員「テクニシャン」という職種を設けています。
テクニシャンの育成とキャリア形成を支える制度として、2024年から自主保全士認定制度を活用しています。

製造社員の新たなキャリアパスを構築

当社では、社員一人ひとりの主体的な成長を促すため、製造部門における新たなキャリアパスの整備を進めてきました。
その一つが、製造業務だけでなく設備保全の知識と能力も備えた「テクニシャン」の育成です。さらに、本人の希望や成長に応じて、将来的に技術部門の業務にも挑戦できるキャリアパスを設けています。
この制度を検討する中で、製造社員が設備保全の基礎知識を体系的に学び、その習得度を客観的に確認できる外部資格を探していました。そこで自主保全士認定制度を知り、社内で資格取得を推進することになりました。

資格取得を社内の職種制度と連動

自主保全士は、本人の意思でテクニシャンを目指すことを決めた製造部門の社員を主な受験対象としています。
社内制度では、自主保全士2級に合格するとテクニシャンを、1級に合格するとシニアテクニシャンを目指すための受験資格が得られる仕組みとしています。
資格取得を一つの目標として設定することで、社員に設備保全について学ぶ機会を提供するとともに、自らの意思で次のキャリアに挑戦できる環境を整えています。

上司や先輩社員が継続的に学習を支援

受験者には、公式テキストと学科・実技問題集を会社から支給しています。例年1月頃から秋の受験時期まで、上司や自主保全士に合格した先輩社員が、受験者の学習を継続的に支援しています。
制度の利用開始から3年目を迎え、現在では過去に合格した社員が後輩社員の学びを支えるようになりました。資格取得者が次の受験者を育成する、自律的な学びのサイクルが生まれつつあります。

合格後は、より実践的な設備保全教育へ

自主保全士の学習で基本的な知識を身につけた後は、実際の業務で活用できる能力へと発展させることが重要です。
自主保全士に合格し、テクニシャンに昇格した社員には、技術部門から計画的な技術移転を行っています。資格学習で得た基礎知識を土台として、設備や業務に即した実践的な知識・技能を身につけてもらうことが目的です。
さらに設備保全能力を高めたいという意欲を持つ社員には、より高度な資格や実務知識、技能、経験の習得を促し、将来的には技術部門への異動も目指せるようにしています。

社員の意思と意欲を尊重した人材育成

当社は医薬品・医療機器メーカーであるため、社内におけるGMPやQMSのルールを正しく理解し、遵守することが極めて重要です。
新入社員研修の後は、配属先の部署でOJTを行い、特に新入社員に対しては、業務の基本やルールの背景から丁寧かつ計画的に教育しています。
また、リーダーシップを発揮できる人材の育成にも力を入れています。現在の役職や年齢にかかわらず、意思と意欲のある社員に教育や経験の機会を提供し、さまざまな階層でリーダーとなる人材を育成しています。
自主保全士認定制度についても、こうした社員の主体性と成長を支える人材育成施策の一つとして位置づけています。

これから自主保全士を利用する企業・団体の皆さまへ

自主保全士は、製造部門の社員が製造と設備保全の両方を理解するために、最初に挑戦する資格として適していると感じています。
設備保全に関する基礎知識を体系的に学べるだけでなく、社員が自らのキャリアを考え、次のステップに進むきっかけとしても活用できる資格です。

※本記事は2026年8月掲載時の情報です。