企業および
受験(受講)者の声

導入企業の声

自主保全士=「次世代工場のキーマン」

  • 本田技研工業株式会社 熊本製作所パワートレイン工場

  • 自主保全士認定制度利用実績
    2023年度 検定試験    受験者数 2級29名
    2024年度 オンライン試験 受験者数 2級96名

『自分の設備は自分で守る』 TPMモデル工場へ

当社では、製造の原点に立ち戻り、あたりまえの事を確実に実行できる“現場力の強化を実施”安全・品質・環境・チャレンジ力でグローバルトップ工場となり全てのお客様の満足につなげる方針を掲げている。

これからはより設備の自動化が進み、設備の維持管理が重要であると考えており、設備が正常でなければ、良いものはつくれずロスやムダが生まれてしまう。 日常から設備を使っている・知っている人が自分の設備について考え、常に状態を気にしておくことが重要であり、正しい知識・技能と感性をもった人が現場でオペレーションすることが求められている。

自主保全士取得への考え方

設備や品質に強いオペレーションができる人材を育成するにあたり、「自主保全士」は適した資格試験であると考えている。
自主保全認定制度には1級・2級とあるが、ハードルをあげて1級まで取得するということよりも、試験の合格が目的とならないようにしっかりと基礎を学び、現場で活かしてほしいという考えのもと2級の取得を推奨している。
試験内容も現場での活動とマッチしていることが非常に多く、「自主保全士」の取得を当たり前にしていくような風土を形成していきたい。

オンライン試験へ移行

2023年から自主保全士取得の取組みを再開したが、検定試験は休日の日曜日に試験を実施しているため、休日を拘束されてしまうということや土日勤務する社員の調整など、様々な面で負担となっていた。
そのような負担をなくすべく、2024年度からは時間の融通が効くことやDXを当たり前に使いこなしていく風土を醸成していくことも狙って、PC・タブレットで受験することができるオンライン試験へ移行し、96名と非常に多くの社員が受験できた。

学習方法

すでに自主保全士を取得している方からの指導と自主学習によって、2024年度オンライン試験では78名の合格で合格率81%という高い合格率であったことから、学習方法としては今後もこのような形を継続していきたいと考えている。

今後への期待

昨年度までは自主保全活動の活動期として、課長クラス・ベテラン(指導する側)を中心に基礎の振り返りと一体感醸成を狙って受験しているが、2025年度以降は若い世代にも取得を推奨させていき、「次世代工場のキーマン」として育成をしていきたい。

※本記事は2025年8月掲載時の情報です